第264話

「弁護士に電話した。向かってる」

警官が出ていったあと、レアが取調室に入ってきた。

彼女は罪悪感に顔を曇らせていた。「ごめんなさい」

「君のせいじゃない」――それは半分しか本当じゃなかった。用心棒の一人に殴られた頬はいまだに痛み、そして俺は、暴力的で息をしているだけの夫と一緒に帰ることに同意したレアに、まだ腹を立てていた。

「大丈夫?」彼女は俺の顔のあざを見て顔をしかめた。「保釈されたら、病院で診てもらったほうがいいわ」

「俺は平気だ。それより君こそ頭を診てもらえ。何を考えてた?」

彼女は警官がさっきまで座っていた椅子に沈み込んだ。「考えてなかった」

「だろうな。ピエールの前だと、君は別人...

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